世界でもトップクラスのジュエラーであるカルティエは、世界で初めて腕時計を発売したことでも知られます。
ルイ・フランソワ・カルティエは「マスタージュエラー」の称号もつ宝石職人でした。1847年に、パリのモントルゲイユ街31番地のアトリエを師匠にあたるアドルフ・ピカールから譲り受けたところから「カルティエ」の歴史は始まります。1898年に腕時計史上に名高い「サントス」を考案した3代目当主、ルイ・カルティエが経営に参画。その翌年1899年に本店を移転し、以降カルティエの時計製造が本格化しました。
カルティエは「王様の宝石店」と呼ばれ、世界屈指の名門宝飾ブランドです。一方で時計メーカーとしての実力も高い評価を受けています。それは既存の有名時計メーカーに先だって、市販腕時計の発展を進めたブランドであるからです。1911年に発表された「サントス」は懐中時計が主流の当時において、初の本格的な男性用腕時計であり、その考案者ルイ・カルティエはサントスの他にも、腕時計ベルトのDバックルを考案したり、時計の素材としてプラチナを初めて採用するなど、時計業界にも画期的な発展をもたらした人物でした。本来は宝飾ブランドでありながら一流の時計メーカーでもあるカルティエの時計の特徴は、芸術的な美しさにあります。そのオリジナリティーあふれるデザインは、やはり時計職人によってだけではなく、宝石職人特有のセンスから生み出されており、今も多くの人々を魅了しています。
カジュアルでスタイリッシュなデザイン。・・・
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1899年、3代目当主ルイ・カルティエはとあるパーティーにて、ブラジルの飛行家アルベルト・サントス・デュモンから「飛行中でも操縦桿から手を放さないで時刻を確認できる時計」を依頼されました。5年後の1904年、当時もてはやされていた華奢な女性・・・
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1919年、ルイ・カルティエはジョン・パーシング将軍への贈り物として、初の「タンク」を製作しました。タンクの直線で構成されたシンプルなデザインは、アール・デコのスタイルが人々に好まれるようになった時代を象徴しています。パリ開放を記念して販売・・・
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カルティエのスポーツラインとして高い人気を誇る。モロッコ、マラケシュの太守エル・ジャヴィ公から「プールでも着用可能な腕時計を」との依頼を受け製作した宝飾防水時計です。パシャとは「太守」を意味します。現在のパシャは重厚感のあるラウンドフェイス・・・
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水晶の中に針がまるで宙に浮いているように見え、しかもムーブメントとの接点も見えないことから「ミステリークロック」と呼ばれている置時計です。こ発明したのは手品師だったロベール・ウーダンでした。その作品を基にして、1913年に28歳の天才時計師・・・
>> カルティエ ミステリークロックの詳細
スポーツカーを連想させる存在感のあるデザインが特徴。・・・
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| 年号 | ブランド | 出来事 |
|---|---|---|
| 1847 | カルティエ | ルイ・フランソワ・カルティエが、パリにアトリエを構える。 |
| 1853 | カルティエ | ヌーブ・デ・プティシャン通り5番地に顧客用ブティック、カルティエ・パリ開店。 |
| 1874 | カルティエ | アルフレッド・カルティエが2代目当主として経営を受け継ぐ。 |
| 1888 | カルティエ | カルティエ初の腕時計を製作。 |
| 1898 | カルティエ | アルフレッド・カルティエの長男ルイが経営に参画。 |
| 1899 | カルティエ | 現在も本店を置くラ・ペリ通り13番地に移転。サントス・デュモンから懐中時計に替わる時計製作の依頼を受ける。 |
| 1902 | カルティエ | カルティエ・ロンドン開店。 |
| 1904 | カルティエ | 男性用腕時計「サントス」が完成。 |
| 1904 | カルティエ | イギリス、スペイン王御用達店となる。 |
| 1905 | カルティエ | ポルトガル王室御用達店となる。 |
| 1906 | カルティエ | 男性用腕時計「サントス・デュモン」発表。「トノー」を製作。 |
| 1907 | カルティエ | ロシア皇帝の御用達店となる。 |
| 1908 | カルティエ | シャム国王の御用達店となる。 |
| 1911 | カルティエ | 「サントス・デュモン」発売。 |
| 1913 | カルティエ | ミステリークロック「モデルA」発表。 |
| 1913 | カルティエ | セルビア国王御用達店となる。 |
| 1914 | カルティエ | オルレアン公の御用達店となる。 |
| 1917 | カルティエ | ルノー製戦車をモチーフにした「タンク」をデザイン。 |
| 1917 | カルティエ | カルティエ・ニューヨークが現在と同じ、5番街653番地に移転。 |
| 1919 | カルティエ | ルノー製戦車をモチーフにした「タンク」を発売。 |
| 1919 | カルティエ | ベルギー国王御用達店となる。 |
| 1922 | カルティエ | 「タンク・ルイ・カルティエ」「タンク・シノワ」「タンク・アロンジェ」発表。 |
| 1923 | カルティエ | ミステリークロック「ビリケン」発表。 |
| 1928 | カルティエ | 「タンク・ア・ギシェ」発表。 |
| 1929 | カルティエ | エジプト国王御用達店となる。 |
| 1931 | カルティエ | 「ミステリー懐中時計」発表。 |
| 1932 | カルティエ | 「タンク・バスキュラント」発表。 |
| 1936 | カルティエ | 「タンク・アシンメトリック」発表。 |
| 1939 | カルティエ | アルバニア国王御用達店となる。 |
| 1945 | カルティエ | ピエール・カルティエがカルティエ・パリとカルティエ・ニューヨークの社長に就任。 |
| 1948 | カルティエ | ルイの息子クロード・カルティエが、カルティエ・ニューヨークの社長に就任。 |
| 1967 | カルティエ | 「ベニュアールクラッシュウォッチ」発表。 |
| 1972 | カルティエ | ジョゼフ・カヌイを中心とする投資家グループがカルティエ・パリを買収。ロベール・オックがカルティエ・パリの社長に就任。カルティエ一族による経営が終わる。 |
| 1973 | カルティエ | 新しい経営陣によるコンセプト「レ・マスト・ドゥ・カルティエ」発表。 |
| 1976 | カルティエ | 「ヴェルメイユ」コレクション発表。 |
| 1983 | カルティエ | 「パンテール」発表。 |
| 1985 | カルティエ | 「パシャ」発表。 |
| 1986 | カルティエ | 「マスト21ヴァンテアン」を発表。 |
| 1989 | カルティエ | 「タンク・アメリカン」発表 |
| 1991 | カルティエ | 「ディアボロ」発表。 |
| 1992 | カルティエ | 「ベニュアールコンビモデル」「カスクドール」「ベルエポック」「ミニパンテール」発表。 |
| 1993 | カルティエ | カルティエ、ピアジェ、カール・ラガーフェルドなどが参加するヴァンドームグループ(現在のリシュモン)設立。 |
| 1993 | カルティエ | クロノリフレックスムーブメントの「パシャ」「クーガー」「ディアボロ」発表。「マスト2」発表。 |
| 1994 | カルティエ | 「サントス・デュモン」の90周年を記念しプラチナとピンクゴールドの限定モデル腕時計を発表。 |
| 1995 | カルティエ | 「パシャC」発表。 |
| 1996 | カルティエ | カルティエ150周年を記念した「タンク・フランセーズ」復刻モデル発表。 |
| 1996 | カルティエ | 「パシャ」「パシャC」「タンクフランセーズ」のニューコレクション発表。 |
| 1997 | カルティエ | 「タンク・フランセーズ」復刻モデル発売。 |
| 1997 | カルティエ | 「トリニティー」の発表。 |
| 1998 | カルティエ | クロノリフレックスムーブメント搭載、自動巻の「サントス・ガルベ」発表。 |
| 1999 | カルティエ | 「パンテール・リュバン」発表。機械式時計のコレクション「コレクション・プリヴェ・パリ」発表。 |
| 2000 | カルティエ | 「タンク・バスキュラント」復刻限定モデルの発表。 |
| 2002 | カルティエ | 「タンク・ディヴァン」発表。「ロードスター」発表。 |
| 2004 | カルティエ | 「パシャ・シータイマー」発表。 |
| 2005 | カルティエ | 「パシャ・42mm」発表。 |