使用目的にあわせて様々な種類の腕時計が存在します。
腕時計はガラス、パッキン、ケース構造の工夫などにより防水性能が高めてある。そのうち、150m以上の防水性能を持つ物がダイバーズウオッチに分類される。
複数の時刻を表示することができる機能が付いた腕時計。24時間で一周するGMT針が組み込まれたタイプ、また主要な都市名や国名をベゼルなどに表示し時差を示すものがある。
秒針を大きく独立させた腕時計。医者が脈を測るのに便利だったことや、使用者に医者を含めた富裕層が多かったことに由来するといわれている。
北を示す小さな針のついた腕時計。時針を太陽の方向に向けると前述の針の指す方向が北となる。
コンパス機能を備えた腕時計。磁力の影響を受けやすい機械式時計、コンパス双方を同時に存在させるために、耐磁性の高いケース素材が使用される。
インダイアルにある時刻を表示しておくことのできる腕時計。
航空機器の精度をサポートする腕時計。クロノグラフ機能に加えて円形計算尺を備え、速度や燃費などを計算できる。
工場などの大規模な生産現場で生産効率や生産ペースを計算できる。
主に医療現場で使用された、呼吸数を計測できる腕時計。
主に医療現場で使用された、脈拍数を計測できる腕時計。
ダイアルやベゼルに複数の目盛りが刻まれており、上記の腕時計に備えられた機能を複数備えている。
現在手に入れることが出来る時計は、時刻調整を司る部分、また動力源によって大きく分けることが出来る。
主にゼンマイなどの物理的な力を動力源とする時計です。振り子やテンプでゼンマイのほどける力を調整し動作する。
内蔵されたにゼンマイを手で巻上げることで動作する時計。腕時計はもちろん、置き時計などにも見られる。
基本的な機構は手巻きの時計と同じだが、内蔵されたおもり(ローター)が回転することでゼンマイを巻上げる仕組みを備える。手巻きの腕時計ではゼンマイを巻きすぎると切れてしまうが、自動巻の腕時計には巻きすぎを防ぐ機構が組み込んである。また補助的に手巻きでゼンマイを巻上げられる機構のものも多い。
主に電気を動力源とする時計。電圧を加えると水晶が振動する効果と、電流の流れるコイルが磁力を帯びる効果を利用して動作する。
現代もっとも一般的に知られている時計。圧倒的な高精度と低価格を実現しているが、数年に一度は電池を交換する必要がある。
光で発電し、蓄電した電気で動作する時計。初期の光電池は効率も悪く、集光部分に大きな面積が必要だったが、時計の動作に必要な電気の量が他の電化製品に比べてわずかであったため、比較的早く実用化された。光のない環境が続くと使用できなくなる。
腕に装着することで温まったケースと、外気との温度の差を利用して発電する。熱の差で発電する「熱電対」をいくつか組み合わせた「熱電素子」が利用されている。
自動巻と同様のローターを備え、その回転を利用して発電する時計。時計部分の仕組みはクオーツ時計であるため高い精度を誇り、また電池交換の必要が無いので極限的な状況での使用に最適である。
ゼンマイを動力にもち、調速にクオーツを採用した特殊な時計。電池交換が不要で、かつ高精度という機械式時計、クオーツ時計のよいところを併せ持った時計である。
基本的には電池を備えたクオーツ時計だが、定時に、また任意のタイミングで電波による時刻修正を行うことで、クオーツ以上の高精度(10万年に1秒)を実現している。
主に電気を動力源とする時計。音叉の振動を歯車に伝えて動\作する。
音叉時計はその特許のためにブローバ社の独占市場でしたが、直後にクオーツ時計が発売されると急速にその存在意義を失っていきました。
腕時計を構成する部品を知り、時計の構造を知ることができます。
機械式時計の動力。ゼンマイがほどける力を調整して伝達し、針を動かす。
自動巻の腕時計でみられる、腕時計内部に搭載された回転錘。腕の動きに合わせローターが回転するとゼンマイが巻き上がる。
クオーツ腕時計の動力。
電池から与えられた電圧を受けた水晶は振動する。その振動を調整してモーターに送る役割を担う。
時刻を表示する部品。細い針状の金属部品であるため、視覚的に文字盤に埋没しないようデザイン的な工夫が施されている。
ムーブメント等、腕時計の大半の部品納める部品。ケースの機密性は腕時計の防水性能を左右する。
文字盤を覆う透明な部品。ガラスやプラスチックが用いられ、腕時計の視認性に大きく影響する。
腕時計を身につけるための部品。腕時計の装着感や、外観的な印象を決定する重要な部品であるともいえる。
下記のような5つの姿勢差と3つの温度差で精度を検査する。検査の合格のためには日差において-4秒~+6秒以内(サイズが20mm以下のムーブメントは-5秒~+8秒以内)という基準を満たす必要がある。
| 日数 | 姿勢 | 温度 |
|---|---|---|
| 2日間 | PL・竜頭左 | 室温 |
| 2日間 | PU・竜頭上 | 室温 |
| 2日間 | PD・竜頭下 | 室温 |
| 2日間 | DD・文字盤下 | 室温 |
| 2日間 | DU・文字盤上 | 室温 |
| 1日間 | DU・文字盤上 | 冷蔵庫 |
| 1日間 | DU・文字盤上 | 室温 |
| 1日間 | DU・文字盤上 | オープン |
| 2日間 | PL・竜頭左 | 室温 |
スイスクロノメーター検定協会(Controle Officiel Suisse des Chronometres)の認定する規格。一般に「クロノメーター認定」というと、多くはCOSC認定のことを指す。合格した時計の文字盤には「CHRONOMETER」または「CHRONOMETER OFFICIALLY CERTIFIED」の文字がデザインされる。
| 項目 | 従来の国際優秀規格 | 最新国際優秀規格 |
|---|---|---|
| 5姿勢の平均日差(秒/日) | -3.0~+12.0 | -1.0~+10.0 |
| 5姿勢の平均日較差(秒/日) | 4.0 | 2.2 |
| 5姿勢の最大日較差(秒/日) | 7.0 | 6.0 |
| 水平垂直差(秒/日) | 無し | ±8.0 |
| 5姿勢の最大偏差(秒/日) | 16.0 | 12.0 |
| 温度係数(秒/日/℃) | ±0.7 | ±0.6 |
| 復元差(秒/日) | ±7.0 | ±5.0 |
| 項目 | GS規格 | クロノメーター規格 | ||
|---|---|---|---|---|
| スペシャル | ノーマル | 優秀規格 | 普通規格 | |
| 5姿勢の平均日差(秒/日) | -3.0~+3.0 | -3.0~+5.0 | -3.0~+8.0 | -3.0~+12.0 |
| 5姿勢の平均日較差(秒/日) | 1.8 | 2.0 | 6.0 | 9.0 |
| 5姿勢の最大日較差(秒/日) | 4.0 | 5.0 | 6.0 | 9.0 |
| 水平垂直差(秒/日) | ±6.0 | ±7.0 | ±8.0 | ±12.0 |
| 5姿勢の最大偏差(秒/日) | 7.0 | 8.0 | 12.0 | 18.0 |
| 第一温度係数(秒/日/℃) | ±0.3 | ±0.5 | ±0.6 | ±1.0 |
| 第二温度係数(秒/日/℃) | ±0.3 | ±0.5 | - | - |
| 復元差(秒/日) | ±4.0 | ±5.0 | ±5.0 | ±9.0 |
キャリバーのすべての構成部品は、追加機能のそれを含め、ジュネーブ時計任意検査局の規準に準拠していなければならない。
スチール部品の縁はポリッシュ仕上げ、側面は長さ方向にヘアライン仕上げとし、見える面は滑らかに仕上げられていなければならない。ネジ頭部上面はポリッシュ仕上げ、またはサーキュラーグレイン仕上げとする(円周・溝は面取りを行う)。
すべてのムーブメントの輪列、脱進機には、穴内周をポリッシュ仕上げしたルビー穴石を使用しなければならない。受け側の穴石は半アーチ型とし、くり形面はポリッシュ仕上げとする。二番車の地板側には穴石の使用は要求されない。
髭ぜんまいは、頭付で円頚部を持つ髭持ちを備えた滑り板により固定されていなければならない。可動髭持ち受けの使用は許される。
レギュレーターにおいて、調整式あるいは切れ目入り緩急針の使用は、保持装置がある場合にのみ許される。ただし超薄型キャリバーについては、保持装置はなくてもよい。
回転半径可変テン輪による調速機構の使用は、規準 No.1(A)と(B)が満たされているなら許される。
時回り輪列の歯車は上下面とも面取りを行い、くり形面はポリッシュ仕上げとする。厚さ0.15mm以下のものについては、片面(受け側)のみ面取りを行うことが許される。
カナ真とカナ歯車の各面はポリッシュ仕上げとする。
脱進機のおいて、ガンギ車は軽量でなければならず、厚さはキャリバーが大型のもので0.16mm、18mm未満のキャリバーのもので0.13mmを超えてはならない。
ムーブメントは耐震機構を備えていてもよい。
巻き上げ機構の角穴車、丸穴車は、登録を受けたモデルに準拠して仕上げなければならない。
ワイヤースプリングの使用は許されない。
ダイバーズウオッチについて、ISOは以下のような基準を定めている。