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クロノグラフとは

クロノグラフとは

クロノグラフとは

クロノグラフとは、ストップウォッチ機能のある時計のことです。クロノグラフにデザインの基準があるわけではありませんが、文字盤上に複数のインダイアルや針を備えるものが多く、メカニカルな印象になるので特に男性からの支持を集めるモデルです。

ストップウォッチ機能

実は時針と分針、秒針のある腕時計であれば、ストップウォッチ機能が必要なことはほとんどありません。測定開始時刻と測定終了時刻を記録することさえできれば、その目的を果たすことができるからです。この「測定終了時刻」に針を停止させる機能こそが「ストップウォッチ」の機能のすべてです。クロノグラフでは、より便利に計時するための「積算計」がついているものが多いです。積算計の単位は時計によって異なりますが、30分積算計と12時間積算計を搭載しているものが主流です。積算計の数だけ文字盤上のダイアル(インダイアル)が増えるため、メカニカルな印象になる、というからくりです。

プッシャー

クロノグラフのほとんどのモデルには、ストップウォッチ機能を開始/停止/リセットするための「プッシャー」と呼ばれるボタンが付いています。竜頭でクロノグラフを操作できることは稀で、その上下にプッシャーがついているモデルが多いです。必然的に腕時計本体からボタンが沢山突出した形になるため、プッシャーの数もクロノグラフをメカニカルな印象にしている要素の一つと言えるでしょう。

クロノグラフは何のためにあるのか

ではクロノグラフは何に使われるのでしょうか。体育の授業などでストップウォッチを使ったことがある人も多いと思います。距離を決めて、それを走るのにどれくらいかかるのかを計測することができれば、その人の足の速さ(時速)を計算することができますね。このように、クロノグラフは速度を測ったり、逆に速度から移動距離などを計算するのに用いられます。

いろいろなクロノグラフ

クロノグラフは速度だけでなく、いろいろなものを測るのに使われます。たとえば「ナビゲーションウォッチ」は、航空機器の精度をサポートする腕時計です。クロノグラフ機能に加えて円形計算尺を備え、速度や燃費などを計算できます。アヴィエーションウォッチともいわれます。「プロダクションカウンティングウォッチ」は工場などの大規模な生産現場で生産効率や生産ペースを計算できます。「アズモメーターウォッチ」は主に医療現場で使用された、呼吸数を計測できる腕時計です。「パルスメーターウォッチ」も医療現場などで用いられる、脈拍数を計測できる腕時計です。「マルチパーパスウォッチ」はその名の通り、ダイアルやベゼルに複数の目盛りが刻まれており、上記の腕時計に備えられた機能を複数備えています。

クロノグラフの人気モデル

現在はほとんどのブランドがクロノグラフを販売しています。オメガのスピードマスター、ロレックスのデイトナ、チュードルのクロノタイム、ゼニスのエル・プリメロなどが有名です。フラッグシップモデルやハイランクモデルでのみ搭載されることの多かったクロノグラフですが、現在では販売数量を期待されるモデルであってもクロノグラフを積極的に搭載しています。

デザイン優先の腕時計選び

現在、生活の中でクロノグラフを有効に使う場面はそれほど多くないように思います。クロノグラフユーザーの大半が、その機能よりはデザインに惹かれてクロノグラフを手にしたはずです。実は、機械式クロノグラフは専用のムーブメントが搭載されているため、購入時もさることながら、メンテナンス時にも他の腕時計と比較すると高いお金が必要なのですが、それを差し引いても余りある魅力を持った腕時計、それがクロノグラフではないでしょうか。

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公開日2018年1月9日
著者watchjournal