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デッドストックの腕時計

デッドストックの腕時計

デッドストックとは?

腕時計を探していると、「デッドストック」という言葉を目にすることがあるかもしれません。デッドストックは日本語で「死蔵品」といい、店舗や工場で在庫しているものの、何らかの理由で販売や利用ができなくなった品物を指します。腕時計業界では、販売店やメーカーに在庫しているもので、廃番になったなどの理由で通常の流通ルートから外れ、ユーザーの手に渡ったことがない未使用品を指すことが多いように思います。

デッドストックになる理由

腕時計がデッドストックになる理由は様々です。一番イメージしやすいのは、店頭でなかなか買い手が見つからず、次々と入荷する新商品に押されてメインのショーケースから移動させられ、最終的には販売する価値が無いと判断されて倉庫や金庫に押し込められる、というものでしょう。時間の経過とともにメーカー側もそのモデルの製造をやめ、一度は完全に忘れ去られてしまいますが、何かのきっかけで掘り出されたその商品に希少価値が見出され、もう一度市場に戻される、という流れです。次に多いのは、店じまいするお店や経営破綻した企業/メーカーの在庫が一気に市場に流出するパターンです。いろいろなお店が似たような商品を扱いはじめた時はこの可能性が高いです。腕時計業界にとってはちょっとしたイベントとなっています。

デッドストックの現状

日本では、1960年代から1970年代にかけての「クォーツショック」をうけて、時計販売店やメーカーが所有している機械式時計の市場価値は急速に失われました。それから20年が経過し、機械式時計を再評価するムーブメントがスイスの時計業界を中心に起こり、それに追従する形で日本でもヴィンテージ時計/アンティーク時計のブームが起こりました。その少し後にはインターネットの普及がすすみ、ヤフオクなどの個人間取引も活発になると、中古時計の市場価値が確立されていきます。このタイミングで、デッドストックとなっていた機械式時計が全国の時計販売店やメーカーから掘り起こされ、市場に流れていくことになりました。2000年代にはアメリカやヨーロッパ、東南アジアなどから仕入れる業者もたくさんいましたが、2010年代にはそのような腕時計は少なくなっており、1980年代以前のデッドストックの腕時計はその希少性がさらに高まっています。

デッドストックの価値

アンティークやヴィンテージの腕時計はそもそも希少価値がありますが、デッドストックの腕時計は新品同様のコンディションであることが一番の魅力です。アンティーク時計やヴィンテージ時計に興味がある者の、古びた感じが苦手な方にはおすすめです。ただし、デッドストックであるという条件をつけると、その価格もそれなりに高くなることを覚悟しておきましょう。なお、英語では「dead stock」なので、「デッドストック」が正しいカタカナ表記であり、「デットストック」というカタカナ表記は間違いですのでご注意ください。

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公開日2018年2月10日
著者watchjournal

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