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レーサーウォッチの魅力

レーサーウォッチの魅力

レーサーウォッチの魅力

レーサーウォッチと呼ばれる腕時計があるのをご存知でしょうか。一般的な知名度はダイバーズウォッチほどではないうえに、明確な定義があるようで無いので、メーカーも販売店も積極的にはこの呼称を使ってはいません。しかし、モータースポーツの世界と腕時計業界とは長く蜜月を過ごしてきました。

モータースポーツと腕時計

モータースポーツに限らず、時間を競うスポーツでは計時がとても重要となっています。大会の規模が大きくなればなるほど、競技に参加する人数も増えます。少人数であれば同時に競争することで順位を決めていればよかったのですが、参加人数が多くなると別々に競技したうえで、時間を比較して順位をきめる必要があります。基準となる時計が不安定だと公平さに欠ため、時計は時刻を表示するだけではなく、正確さと安定した動作を求められるようになりました。

一方、モータースポーツでは順位の計測以外にも時計が必要な場面がありました。レーサーやナビゲーターは、速度や経過時間を知ることで燃料の配分や順位を推測でき、これらの精度がレース運びに大きな影響を与えます。当初、ダッシュボードに取り付けられていた時計でしたが、次第に腕時計型も普及していきました。

レーサーウォッチとは

前述したように、レーサーウォッチには明確な定義があるようでありません。腕時計新聞としては、次のような特徴を持った腕時計をレーサーウォッチとしています。

機能的特徴

レーサーからは「時間を測りたい」という要求があるので、クロノグラフ、いわゆるストップウォッチ機能がついていることが多いです。できれば経過時間がわかりやすい、積算計が複数あるタイプの本格的なクロノグラフのほうがよいでしょう。一方、レース中は腕の動きも制限されますので、自動巻よりは手巻きが、自動巻であっても手巻きが併用できるモデルがベターです。しかしいずれも、必須というわけではありません。

デザイン的特徴

クロノグラフモデルが多いことから、針が複数あるモデルが多いです。合わせて、ベゼル部分に数字を刻んだタキメーターを備えるモデルもあります。他方、モータースポーツで使われるチェッカーフラッグをデザインに取り入れたものや、直接的に文字盤に車やバイクを描いたモデルなどもレーサーウォッチと分類されることもあります。一番特徴的なのは、乗り物を運転しながらでも文字盤が見やすいように、文字盤を起こしたり中心から回転させたりしているモデルもあります。機能的特徴と同じように、これらも必須条件ではありません。

ストーリー的特徴

近年、時計ブランドから販売されるレーサーウォッチ的腕時計の多くは、そのストーリーに重きをおいているように思われます。著名なレーサーの名前を冠したモデルや、世界規模のモータースポーツの大会とタイアップしたモデルなどがそれにあたります。いずれにせよ、モータースポーツとの歴史的つながり、イメージ的つながりが強いことを利用した、直感的ながら効果の高いマーケティングです。

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公開日2018年1月11日
著者watchjournal