秒針のない腕時計

秒針のない腕時計

秒針のない腕時計

たいていの腕時計には時針、分針、秒針がついています。とはいえこれは腕時計の必須条件ではなく、秒針がない腕時計も存在します。腕時計に秒針がない場合とその理由、また秒針がないことでのメリットなどを考えてみましょう。

初期の時計

初期の時計には秒針がありませんでした。これは秒針で示せるほどの精度が出せなかったことや、秒針を稼働させ続けるだけの動力が確保できなかったことが理由です。ちなみに、もっと以前の時計には分針さえなかったようです。

スモールセコンド

携帯時計に秒針の実装が始まった頃は、時針/分針の軸と秒針の軸とが異なるものが一般的でした。いわゆる「スモールセコンド」と呼ばれる仕様です。スモールセコンドは文字盤の6時位置に配されることが多く、文字盤上で最小の針が1分間に1周まわります。3本の針が同軸に据えられた時計が一般的となってからも、機構のシンプルさやデザインのレトロ感などからスモールセコンド仕様の時計はたくさん作られています。知らない人から見ると「秒針のない腕時計」と認識されることもあるでしょう。

ドレスウォッチ

現在発売されている腕時計で、意図的に秒針を付けていないものは「ドレスウォッチ」が大半ではないでしょうか。秒針が無い腕時計はデザインがシンプルになります。また、機構が単純な分、ムーブメントを薄型にすることもできます。いずれも、ドレスウォッチの満たすべき要件にぴったりはまります。ドレスウォッチは秒針が必要ないシーンで使う腕時計、といえるでしょう。

クロノグラフ

クロノグラフにも秒針がついていないモデルがたくさんあります。秒針に見える針は「クロノグラフ針」ですし、スモールセコンドに見える針が積算計の場合もあります。間違ってクロノグラフ針を動かしたまま使い続けると、電池やゼンマイがすぐに切れてしまうので気をつけましょう。

クォーツ式時計の秒針

腕時計の精度がある程度向上すると、秒針の要求が高まりました。機械式時計では秒針の有無は腕時計の精度を、ひいては高級品かどうかを示す指標となっていた時代もあります。クォーツ式時計は高精度を目指して開発されていましたが、秒針を動かすと電池の持ちが悪くなるという問題を抱えていました。秒針無しで発売するわけにも、実用性に欠ける腕時計を発売するわけにもいきません。これを解決したのが「ステップ運針」です。1秒に1回、針を動かすことで電池を節約することに成功しました。

掛時計と目覚まし時計

腕時計ではないですが、掛時計や目覚まし時計でも秒針のない商品が多いです。いずれも、秒針の必要性がない、あるいは無い方が良いシーンで使われます。

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公開日2018年3月6日
著者watchjournal

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