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腕時計とステンレス

腕時計とステンレス

錆びない鉄

実用腕時計で、ケース素材としてもっとも使われているのが「ステンレス」です。ステンレスは「錆びない鉄」として、いろいろなところで使われています。その丈夫さと耐蝕性、そしてなによりもその美しさが腕時計の素材として最適です。

名前の由来

ステンレスは正しくは「ステンレス鋼」という鋼の一種です。鉄に炭素を加えた鋼に、クロムやニッケルを加えた合金をステンレスと呼んでいます。ステンレスは英語で「変色しにくい鉄」を意味する「stainless steel」が由来です。日本では「不銹鋼(錆びない鋼)」とも呼ばれましたが、いまでは耳にすることも少なくなりました。

ステンレスの特性

ステンレスの主原料である鉄は地殻中に豊富に存在し、加工しやすく、強度が十分にあるという、まさに理想の金属です。しかし、空気中や水中で錆びてしまうことが大きな問題でした。この問題を解決すべく開発されたのがステンレスです。ステンレスは表面に安定性の高い膜を形成します。この膜が酸素などの腐食させる物質から本体を守っているのです。

表面仕上げ

ステンレスはその表面仕上げの多様さでも優秀な金属です。腕時計では周囲が映り込むような「鏡面仕上げ」、細い線が無数につけられた「ヘアライン仕上げ」が一般的です。仕上げの種類によって加工の効率は異なりますが、仕上げは表情が豊かになるだけではなく、強度なども変化します。

研磨

ステンレス製の腕時計は、ある程度までであれば研磨してキズを落とすことができるのも魅力のひとつです。腕時計はきちんとしたメンテナンスさえすれば何十年も使うことができますが、つける時間が長くなればなるほどぶつけるなどでキズをつけてしまう可能性が高くなります。ステンレスについたアテキズ、スリキズくらいであれば、研磨することで何もなかったかのように仕上げることが可能です。

研磨によるヤセ

当然のことですが、研磨を繰り返すとケースはどんどんヤセていきますので、研磨のしすぎには注意が必要です。アンティークやヴィンテージでステンレス製の腕時計を購入する際には、ケースのヤセ具合をよく確認しましょう。うっかりアテてしまいやすい、つまりキズのつきやすいラグやケースサイド部分は特に注意してみたほうがよいです。

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公開日2018年2月4日
著者watchjournal

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