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ワインディングマシーンは必要?

ワインディングマシーンは必要?

ワインディングマシーンとは

ワインディングマシーンは、腕時計のメンテナンス道具です。日本語では「自動巻き上げ機」とよばれ、自動巻の腕時計のゼンマイを巻き上げるために使われる機械です。通常、腕につけることでゼンマイが巻き上がる自動巻ですが、現代人の生活では腕を動かす量が少ないので、ゼンマイを十分に巻き上げることができないこともあります。これを補ってくれるのがワインディングマシーンです。腕時計を枕部分にセットすると、くるくると回転することで腕の動きを再現し、ゼンマイを巻き上げる仕組みです。

自動巻?手巻き?クォーツ?

まずはご自身の腕時計がどんなタイプのムーブメントなのかを確認しましょう。「腕時計を使うたびに竜頭を回してゼンマイを巻き上げている」ものは「手巻き」です。「常に動いている」「何年かに一度、電池交換をする」「秒針が一秒に一回動く」「文字盤にQuartzの文字がある」などであれば「クォーツ」です。それ以外であれば「自動巻」だと推量できます。スプリングドライブのように自動巻とクォーツを組み合わせたものや、電池交換の必要がないソーラータイプのクォーツもありますが、話をシンプルにするためにこれらについては割愛します。

手巻きの併用

前述のように、自動巻の腕時計の場合、一日着けたにもかかわらずゼンマイが十分に巻き上がらず、翌朝になると止まってしまうこともあります。急いでいるときほど腕時計は止まってしまうというジンクスもありますし、毎朝時間を合わせるのは面倒なので、ワインディングマシーンを使う、という選択をしている方も多いことでしょう。自動巻の腕時計の多くが手巻きも併用できるので、使い始めや久々に使う時は手巻きをしている方も多いと思います。手巻きが併用できるモデルで、毎朝の時刻調整がそれほど苦でない場合には、ワインディングマシーンは不要かもしれないですね。

巻き上げ効率

また、現在販売されている自動巻の腕時計は巻き上げの効率/動作の効率ともに非常に改善されており、わずかな使用時間でもゼンマイを十分に巻き上げてくれるので、夜の間に止まってしまう、ということも少なくなりました。この場合も、ワインディングマシーンの必要な場面は少なそうです。

ワインディングマシーンは時計が劣化する?

ところで、ワインディングマシーンは常に自動巻の巻き上げ機構を作動させるため、部品の摩耗や劣化が進むのでは?という相談をされることがあります。また、これを少しでも抑えるために、停止時間を設けたり、逆回転する機能を備えていることを謳うワインディングマシーンも販売されてます。これについては、まったく影響がないとは言わないですが、きちんとメンテナンスされている腕時計であればそこまで神経質にならなくとも良いとお考えください。ただし、自動巻黎明期の腕時計、特にハーフローター式から全回転式に変わった直後のものでは自動巻機構が弱いものがあるようです。あまり古い腕時計を動かし続けるのはそもそも良くないことですので、ワインディングマシーンの使用は避けたほうが良いでしょう。

ワインディングマシーンは不要?

このように検討した結果、ワインディングマシーンが必要な状況は次のようなものです。「自動巻腕時計である」「手巻きの併用ができない」「ある程度古い腕時計である」「使用頻度が高くない」これらの状況をすべて、あるいはいくつか満たす場合は、ワインディングマシーンを有効に使えるはずです。

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公開日2018年1月13日
著者watchjournal