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腕時計を磨く

腕時計を磨く

キズとの戦い

当然のことですが、腕時計を使うとキズがつきます。それどころか、保管しているだけでも、店頭で飾っているだけでも薄いキズがつくこともあります。腕時計を使うことは、キズとの戦いであるともいえます。

スマホはどうしてる?

持ち歩く精密機械の代名詞、スマホでも、腕時計と同様にキズはつきものです。スマホはケースをつけたり、フィルムを張ったりしてキズ防止をしている方も多いでしょう。腕時計にもケースやフィルムのようなものはありますが、スマホほどは一般的ではありません。したがって、キズはつくものとあきらめて、ついてしまったキズをどう落とすか、という方向で努力しているユーザーが多いようです。

研磨できるかどうか

まずは、自身の腕時計が研磨できるかどうかを知っておきましょう。ステンレスや金のように、腕時計に使われる一般的な金属は大抵研磨することが可能ので、研磨できない/研磨しづらいものを知るほうが早いかもしれません。いくつか例を挙げるとすれば、めっきやイオンコーティングされているもの、超硬仕上げのもの、チタン、セラミック、ヘアライン加工されているものなどです。

腕時計の磨き方

研磨作業は、「きちんとした道具で」「時間をかけて」「丁寧に」、そして「作業手順を間違えないように」するだけで、職人でなくとも比較的きれいに仕上げることができます。特に、失敗しないためのポイントとなるのはは「少しずつゆっくりと研磨する」ことです。最終仕上げに使う3,000番台以上の細かい研磨剤であっても、時間さえかければ深いキズを研磨することができます。ただ、これでは膨大な時間がかかるので、作業時間と仕上がりのバランスがちょうどよい研磨剤を選ぶことがポイントとなります。たとえばステンレスの腕時計では、300から600番、800から1,000番、1,200から1,500番くらいの3段階で研磨して、最後は「ピカール」や「サンエーパール」などで仕上げると、きれいな鏡面に仕上げることができるでしょう。

風防の研磨

ケースだけでなく、風防も研磨することができます。得にアンティーク時計などでみられるプラスチック風防は、前述の金属用の研磨セットで磨くことができます。作業過程で真っ白になってしまうので不安になりますが、研磨剤を細かくしていくと徐々にクリアになっていくので、落ち着いて作業しましょう。

ガラス風防

一方、ガラスの風防は研磨が難しいです。「酸化セリウム」を使うと磨くこともできますが、想像以上に時間がかかることを覚悟しましょう。また、表面に無反射コーティングがなされている風防は研磨することはできません。ガラス風防の場合は交換してしまうのもアリです。

キズがない腕時計は気持ちいい

腕時計修理店で研磨を依頼する場合は、メンテナンスや修理の際に合わせてお願いすれば多少は安く作業してくれると思います。キズはその腕時計の歴史の一部でもありますが、やはりキズのないきれいな腕時計は気持ちが良いものです。依頼するにせよ自分でやるにせよ、一度試してみてください。腕時計への愛着が増すことは間違いありません。

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公開日2018年1月31日
著者watchjournal

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