腕時計好きなら揃えておきたい工具

腕時計好きなら揃えておきたい工具

メカニカルの魅力

腕時計に興味を持つに至る理由は様々ですが、やはり「こんな小さな歯車が組み合わさって動くなんて!」という精密機械への感動が発端の方は多いのではないでしょうか。あるときは無骨で、あるときは繊細なメカの仕組みは、時代を問わず男心をくすぐります。機械が目の前にあると、中を見てみたくなるのが心情でしょう。腕時計好きを自称するなら揃えておきたい腕時計の工具を紹介します。

バネ棒外し

まずは基本中の基本、「バネ棒外し」です。バネ棒用工具、ともいいます。先端の硬度を上げた針金にグリップを付けただけのシンプルな工具ですが、バネ棒外しがないときにクリップや安全ピン、画鋲などを使って作業しようとしてみるとバネ棒外しがいかによくできているかがわかります。ベルトの交換を自分でできると、腕時計の運用コストをそれなりに抑えることができますので、是非手に入れておきたい道具です。最近は革ベルトを買うとおまけとして付属してくる場合もありますね。高級品と廉価品の違いは、丈夫さや大きさもさることながら、先端を交換できるかどうかの違いが大きいです。

コジアケ/裏蓋オープナー

次は「コジアケ」と呼ばれる道具です。スナップバックの裏蓋に薄い板を差し込んで、こじ開けることからその名前がついたようです。コジアケは購入したままでは裏蓋の隙間に入らない場合も多いはずです。後述の紙やすりなどで研磨して、厚みを調整すると良いでしょう。コジアケはグリップが樹脂製のものが力が入りやすくておすすめです。スクリューバックの裏蓋を開けるには裏蓋オープナーが必要です。これは専用のものと汎用のものがありますので、お持ちの腕時計にあったものを選びましょう。

精密ドライバー

裏蓋を開けてしまったのであれば、ネジのひとつも触ってみたくなりますね。そんな時は精密ドライバーの出番です。ただし、一般に「精密ドライバー」の名前で販売されているものは腕時計の世界ではそれほど活躍できません。さらに小さく、細かいネジを扱うことのできる超精密ドライバーが必要です(このような呼称ではありませんが)。ドライバーもコジアケ同様、先端を研磨しながら使いましょう。

キズミ(ルーペ)

腕時計のムーブメントは30mmもない場合が多いです。歯車はさらに小さく、ネジに至ってはもっと小さいことは推して知ることができます。中年になると細かいものが見えにくくなりますが、「キズミ」を使うと驚くほどよく見えるようになるはずです。キズミはルーペの一種ですが、一番の違いは、目に挟み込んだり頭にかけて使うことで手を自由にできるかどうかです。「時計見」という呼び方をすることもあります。

つまようじ/紙やすり/綿棒

消耗品ですが、つまようじ、紙やすり、綿棒があると、掃除やメンテナンスがはかどります。腕時計を分解しようと意気込んでも、最初のうちはクリーニングして、ベルトを外して、付けて、裏蓋を開けて、眺めて、裏蓋を閉める、くらいしかできないと思いますが、それでよいと思います。下手に中をいじると思っているより簡単に腕時計は壊れてしまいますので、自分の知識や技術、経験とのバランスをみることが大切です。腕時計の専用工具を徐々に揃えていくのも、腕時計を集めるのと同様、楽しいものです。

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公開日2018年2月8日
著者watchjournal

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